栄養になるはずの栄養ドリンクが体に悪い。あまりピンとこないことかもしれませんが、ドリンク剤によってはアルコールを含むものが存在しています。アルコール入りのものは、飲んですぐ元気になりたいという短期的な効果を狙うときにはいいかもしれませんが、一種の興奮剤のようなものであるため、効き目が切れた時に一気に疲れが押し寄せてくることがあります。

ドリンク剤の成分として含まれているアルコールやカフェインは嗜好品ですから、依存症になる恐れがあります。
ドリンク剤には、低血糖からくる脳の働きを活性化させるために糖分が大量に含まれているものが多く、飲み続けると糖尿病や肥満につながることがあります。

ドリンク剤に含まれるアルコールとカフェインなどの成分が、すでに常用している薬との飲み合わせで障害を起こす危険性もあります。
例えば、風邪薬や気管支拡張剤とカフェインを一緒に摂ると、頭痛を引き起こすことがあります。

また、睡眠薬や血糖下降剤(糖尿病治療薬)と一緒に飲んでしまうと、睡眠薬の効力が強くなりすぎたり、血糖のコントロールができなくなることもあり得ます。