頭痛の対処
みなさんは、「こめかみを押すと痛い」と感じたことがあるでしょうか。
ズキンズキンと脈打つような頭痛を感じて、辛い思いをされた方もいると思います。
そのまま何も対処していないと、頭全体が痛くなったり吐き気を催したりとさまざまな影響を及ぼしますし、場合によっては別の問題が隠れている可能性もあるため注意が必要です
側頭部を押すと痛い原因 緊張型頭痛
こめかみを押すと痛い原因の一つとして、「緊張型頭痛」というものがあります。
緊張型頭痛は、肩や首といった周辺筋肉が凝り固まって緊張することで血行不良により起こる頭痛です。
筋肉が緊張することで起こるタイプの頭痛は、圧迫感のあるような鈍痛がズルズルと長引くのが特徴となっています。
主に後頭部付近からこめかみ、そして首筋あたりにかけて痛みを感じることが多いです。
頭痛と合わせて肩こりや首こりも起こる場合がほとんどで、ひどいと吐き気や疲れ目といった問題も引き起こします。
こめかみを押すと痛い原因②片頭痛
こめかみを押すと痛いもう一つの原因である片頭痛は、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
かき氷を一気に食べたときにキーンとくるような感じがずっと続いているような感じです。
片頭痛は、脈を打つようにズキンズキンと痛む発作性の頭痛のことです。動くと余計に痛みが強くなる点が特徴としてあげられ、特に女性に多いといわれています。
基本的には、片頭痛という言葉通り左右片側の総東部が痛むケースが多いですが、場合によっては両側に痛みが生じる場合もあります。
ズキンズキンとした痛み以外には、吐き気などを伴うこともあり、さらに光や音に過敏になるといった影響が現れることも少なくありません。
こめかみを押すと痛いときの注意点
こめかみを押すと痛い原因には、上述したような緊張型頭痛や片頭痛以外にもさまざまなものがあります。
大きな病気につながるケースもあるため注意が必要です。
最近、頭を強くぶつけた経験がある方は、他の原因が考えられますので注意しましょう。
お酒飲みの方でこめかみを押すと痛い場合
普段からお酒を飲むのが大好きな方や高齢者の方でこめかみを押すと痛い場合、「慢性硬膜下血腫」の可能性があるので注意しましょう。
中高年層の方でこめかみを押すと痛い場合
50歳以上の方に起こる可能性が高い「巨細胞性動脈炎」は、こめかみから首付近の動脈が炎症を起こす病気のことです。
さらに倦怠感や体重の減少などさまざまな問題を引き起こすので早めの対処が必要です。
脳腫瘍が原因となる場合もあるので注意
こめかみを押すと痛い場合、「脳腫瘍」が原因となっている可能性もあります。
脳腫瘍には良性と悪性があり、脳の細胞や神経などに腫瘍ができる病気です。
こめかみを押すと痛いときの対処方法
こめかみを押すと痛い原因が緊張型頭痛や片頭痛の場合は、普段の過ごし方に注意したりマッサージをしたりすることで解消される場合もあります。
ここからは、こめかみを押すと痛いときの対処方法についてご紹介していきますので、頭痛に悩まされたときの参考にしてみてください。
対処方法①血行を良くする・目を休める
こめかみの痛みは、肩や首の筋肉が凝り固まっていることで生じるケースがあります。
肩や首が凝っている場合は、ストレッチや肩を回すなどして筋肉をほぐし血行を良くしましょう。
肩や首まわりの凝りが解消されることで、痛みがよくなることもあります。
パソコンやスマホを長く使用していると眼精疲労を引き起こし、頭痛につながることもあるため長時間使用は要注意です。
対処方法②ストレスや寝不足になる生活習慣を改める
仕事や私生活の中で強いストレスを受けていると、自律神経のバランスが乱れて交感神経が緊張し続けることになります。
その結果、頭痛や肩こりなどを引き起こしやすくなるので、自分に合った方法でストレス解消を行うことが大切です。
ヨガやアロマなど効果的です
またストレスと同時に寝不足気味な場合も自律神経やホルモンバランスの乱れにつながりますので、十分な睡眠を摂ることを意識しましょう。
対処方法③近隣の整体院などで肩こりなどを解消してもらう
仕事上パソコンやスマホを長時間使わなければならかったりする場合、慢性的な肩こりや眼精疲労になりやすいです。
もちろん自分自身でも目を酷使しない対策を実践する必要がありますが、合わせて整体院などで肩こりを解消してもらうのもよいでしょう。
セルフケアで間に合わないつらさは専門家の手を借りるのが手っ取り早いと思います。
姿勢の悪さの見直しにもつながりますし、肩こりや首こりが原因によるこめかみの痛みなどの予防になります。
2022.04.14 [ お仕事 ]