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腰痛のタイプ

・内臓の不調で起こる腰痛

病気による腰痛の原因として、一部の内臓の神経は腰堆に伸びているため、尿路結石・慢性の十二指腸潰瘍などの病気が原因で腰痛が起こります。

尿路結石とは、尿の通り道である「尿路」にできてしまう石のことで、腎臓に結石がある場合は、違和感や痛みをほとんど感じないため人間ドックや健康診断で見つかるケースがほとんどですが、尿管に結石がある場合は、石が尿路に詰まってしまい尿が流れにくくなるので、背中や腰に激痛が起こります。

十二指腸潰瘍は粘膜が、自ら分泌した胃液によって消化されてしまい、傷ついてしまうという病気です。

みぞおちのあたりの痛みで、ギシギシとした痛みや鈍い痛み、焼けるような痛みなど、人によって症状の違う痛みが起こります。

潰瘍が背中側に出来てしまうと放散してしまい、普通の腰痛と勘違いされるケースがありますが食事直後の痛みや、空腹時の時に痛みが出た場合は十二指腸潰瘍の可能性があります。

・腰の神経による腰痛

神経による腰痛の原因としては、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニア・背骨の骨折などが挙げられます。

も背骨は椎骨と呼ばれる24個の背骨とそれをつなぐ椎間板で構成されていますが、腰への負担や病気などにより、背骨が変形してしまうことで脊柱管が狭くなることを腰部脊柱管狭窄といいます。

脊柱管が狭くなると中の神経が圧迫されて血流の流れが悪くなり、腰や足の痛みやしびれなどの症状が起こります。

椎間板ヘルニアとは、腰への負荷で椎間板の中にある髄核が飛び出してしまった状態を言います。

また、高所からの落下などで背骨の骨折から起こる腰痛の多くの原因は骨粗しょう症が考えられますが、重い荷物を持った際に腰へ負荷が掛かってしまうと痛みが起こってしまいます。

・身体的・心理的からくる腰痛

身体的・心理的による腰痛の原因としては、ストレスや・ぎっくり腰・長時間同じ体制のデスクワークなどがあります。

また、身体的・心理的な腰痛は日常生活や環境を変える事が重要です。

ストレスが溜まっていると、痛みを抑え込む神経と神経バランスを保つ脳内物質の分泌が低下してしまうため、わずかな痛みでも強く痛みを感じたり、痛みが長引いたりしてしまう可能性がありますので、仕事の仕方や生活環境を工夫することによって緩和されたり、アロマなどを使うことも効果的かもしれません。

次は、急性腰痛症という症名であり、突発的な腰の痛みを伴うぎっくり腰です。
痛みの原因はいくつかあり、腰の軟骨に力がかかってしまい怪我をしたような状態であったり、腰を支える筋肉や筋などの柔らかい組織の損傷などが挙げられます。

ぎっくり腰は無理に身体を動かさずに腰を冷やしましょう。

最後に、デスクによる腰痛の原因はコロナウイルス感染症の影響でテレワークを導入した企業が増えて『テレワークになってから腰痛になった』という声が多いですが原因としては自宅のデスク周りとオフィスのデスク周りの環境が違うことです。

職場では、長時間オフィスワークができるように環境が整えらていますが、自宅の仕事環境は限られているので、姿勢が悪い状態で長時間座ることに繋がり、悪い姿勢で長時間座っていると腰痛の原因となるのでテレワークが多い方は自宅にオフィス用のデスクや椅子を揃えることおすすめします。

2022.03.31 [ お仕事 ]

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