筋筋膜痛症候群
筋肉には筋膜という膜が覆っています。
筋肉の緊張状態は同時に筋膜にとっても悪影響を及ぼします。
筋膜が主として症状を出す場合を、筋筋膜痛症候群と呼びます。
この筋膜痛といわれる状態は関連痛といわれる様々な症状を引き起こします。
関連痛とは痛みの部位以外に痛みを感じる状態で、例えば肩が悪いのに痛みは背中に感じるといった状態です。
トリガーポイントといわれる硬くなった部位があり、この部位を圧迫したり負担がかかっていたりすると関連痛が他の部位に出る事があります。
この関連痛は痛みの質からも判断でき、「ジンジン」「ピリピリ」や「チクチク」するような軽い神経痛に似たような状態として訴えられる場合が多いようです。
慢性的なコリなどが放置され続けて起こってしまう場合が多く、「肩こりが前から酷かったのですが、ここ最近腕に痺れを感じたり頭痛を感じたりするようになって来ました」といった状態で訴えてくる方がほとんどです。