ガン予防のための食事とは
がんとは
現在2人に1人は何らかのがんにかかると言われ、日本人の死因第1位でもあり、その割合も年々増加しています。平成27年の人口動態統計によると、男性では1位肺がんで、次いで胃がん、肝臓がん、大腸がんです。女性では1位大腸がん、次いで胃がん、肺がん、膵臓がんとなっています(厚生労働省)
ガンは恐ろしい病気と思われていますが、定期的なガン検診の受診によって、早期発見、早期治療していくことができます。
人間の体は60兆個もの細胞からできていますが、日々、活性酸素などの毒性のある物質によって細胞が傷つけられています。体内には細胞を修復、回復する働きはありますが、免疫力が低下するとがん細胞を消滅させることができなくなります。細胞に過度なダメージが加わることで、遺伝子が傷つき、がん化した細胞が増え、塊となって周囲に広がっていきます。
がん細胞ができるきっかけは、様々で、大気汚染、紫外線、ウイルス、喫煙、食事など複数関わります。ガンは完全に防ぐことはできませんが、喫煙、食事、ストレス、運動など日常生活を振り返ることで、なりにくくする、すなわち予防することができます。
ガン予防のための食事とは
現在がんのリスクを低下させる因子、上昇させる因子がわかってきています。食事の基本は一汁三菜のバランスの良い食事です。
- 植物性食品を中心に多くの種類を食べる
- 野菜や果物をたくさん食べる
- 多種類の穀物、豆類、根菜類を食べる
- 過剰な塩分を避ける
- 脂肪は動物性脂肪食品(飽和脂肪酸)を控え、植物性脂肪から適度にとる
- 肉類は1日80g以下
- 焦げた食品は控える
- アルコールは控えめ
- 食品は新鮮なうちに食べる
- 食品添加物や残留農薬に気を付ける
がんのリスクを上げる食べ物
- アルコール:
- 塩分:
- 肉類:
塩魚や干物など塩分が多い食品によるガンのリスクが高くなる原因は、魚、野菜、漬物などの食品成分が胃の中の硝酸と反応して、生成されるニトロソ化合物が日本人に最も多い胃がんのリスクを上げることによるものと言われています。
過剰な飲酒習慣や熱い食べ物ばかり食べていると、食道粘膜が傷つけられてしまうからとも考えられています。特に1日の飲酒量が増えていくと、お酒を飲まない人に比べて2倍以上高くなる傾向があります。
大腸がんは動物性タンパク質の加熱などから生成される発がん性物質によるものと言われています。そのため保存、加工肉の摂取量が多いとリスクが高くなります。
ガンの予防になる食べ物
- 野菜
- 果物
- カロテン
- ビタミンC
- 食物繊維
2018.04.03 [ お仕事 ]